文化委員会は9月28日(土)~29日(日)にカウラ・バスツアーを開催、日本人会会員を中心に23名が参加しました。

第二次世界大戦中、シドニーから西に約330kmの内陸にあるカウラには捕虜収容所があり、1000人以上の日本兵捕虜が収容されていました。終戦前年の1944年8月5日午前1時50分ごろ、「カウラ・ブレークアウト」という集団脱走が決行され、日本兵231人、オーストラリア兵4人の死者と、多くの負傷者を出す惨事となりました。こうした歴史的背景から、カウラ市は毎年、カウラジャパニーズガーデンに桜が咲く9月下旬に「さくらまつり」を催し、その翌日に戦没者慰霊祭を実施しています。

今回のツアーは、初日にカウラジャパニーズガーデンで行われた「さくらまつり」を訪問。屋台の食事やステージで行われた各種催し物を楽しみました。2日目は、捕虜収容所跡を訪れ「カウラ・ブレークアウト」が実際に起きた現場を見学し、引き続き戦没者慰霊祭に参列しました。

捕虜収容所跡でのツアー参加者集合写真

 

写真左:慰霊式典で献花する石川シドニー日本人会会長(右)
写真右:慰霊式典に参列した菅原シドニー日本商工会議所会頭(左)

Share This