交 通
【シドニーの交通案内】
(1)電車の使い方
電車のチケットは窓口で行き先を告げるか、自動販売機で購入する。往復(リターン)チケットは翌日午前4時まで有効。また平日の午前9時以降、週末・祝日はオフピークと呼ばれ、リターン・チケットを購入すると自動的に約30パーセント割安料金となる。シティー・サークルとは、セントラル駅、タウン・ホール駅、ウィンヤード駅、サーキュラー・キー駅、マーティン・プレイス駅、セント・ジェイムズ駅、ミュージアム駅、キングス・クロス駅の8駅を指す。
ウィークリー・チケット(7 day Rail Pass)や、28日から366日まで日数が選べるフレキシ・パス(Flexi Pass)、電車、バス、フェリーが1週間乗り放題のトラベル・パス(Travel Pass)などがある。日本のように乗り越し清算はできないので、目的の駅を間違えないようにしないと、罰金を支払うことになるのでご注意を。
(2)バスの使い方
バスに乗る場合、手を上げて運転手に合図する。乗る際に運転手に行き先を告げて直接料金を支払うか、プリペイドのチケット(Travel TenやTravel Pass)を乗車口にある改札機に入れる。プリペイドのチケットは駅のチケット・カウンターか、指定のコンビニエンス・ストアでも購入できる。最近は、特定のルートを走るバスの中に、プリペイドのチケットを利用する人のみが乗車できるバスも走っている。
深夜に運行するナイトライド・バスは、ジョージ・ストリートのバス停を出発し、各シティーレールの駅前バス停を経由して走る。切符は乗車の際に運転手から直接購入できるほか、シティーレールのリターン・チケット、各コミューター・チケットも使える。
(3)フェリーの使い方
1789年に最初の運行を始めたシドニー・フェリーは、現在パラマタからマンリーまで、サーキュラー・キーを基点にシドニー湾内の9つのルートを運行している。チケットはフェリー乗り場のカウンターか自動券売機、各駅のカウンター、QVBとウィンヤード駅またはサーキュラー・キーにあるバス・トランジット・ショップか、バスチケットの買えるコンビニエンス・ストアで購入できる。券売機のないワーフから乗る場合は、フェリーの中で係員が回って来るのでそこで購入することもできる。期間内乗り放題のトラベル・パス(Travel Pass)や、10回分のプリペイド・チケットのフェリー・テン(Ferry Ten)も使える。
(4)モノレール
シティー中心部を環状に走るモノレール。シティー・センター、ダーリング・ハーバー、チャイナタウンなど観光ポイントを回るので観光客に人気。クリスマスを除く364日運行しており、時間は月〜木曜が午前7時〜午後10時、金・土曜が午前7時〜深夜12時、日曜は午前8時〜午後10時まで。チケットはモノレールの駅で購入可能。1日乗り放題チケットのスーパーバウチャー・デイ・パス(Supervoucher Day Pass)もある。6回分の回数券モノレール・メトロカード(Monorail METROcard)は割安で、使い終わったら各駅で追加料金を払い、引き続き何度でも使用できるリチャージ・タイプのカードとなっている。
(5)ライトレール
シドニーの交通機関の中でもっとも新しい24時間年中無休の路面電車で、10〜15分間隔で運行される(深夜は30分間隔)。セントラル駅からヘイマーケット(チャイナタウン)、ダーリング・ハーバー、スター・シティー(カジノ)、フィッシュ・マーケット、グリーブを通り、リリーフィールドまで延びている。チケットはシングル、リターン・チケット、1日乗り放題チケット、ファミリー・チケット(大人2人&子供2人または大人1人&子供3人構成)。ウィークリー・チケット、モノレールと共通で使えるウィークリー・チケットがある。
(6)水上タクシー
シドニー湾内を行き来する黄色いボートが水上タクシー(Yellow Water Taxi)。キング・ストリート・ワーフを基点に出ており、シドニー湾内ならどこへでも行くことができる。(02) 9299-0199へ電話してピックアップしてもらい、目的地を告げる。ナイトツアー、湾内のクイックツアーも行なっている。毎日営業。
(7)タクシー
シドニーの主なタクシーは、Taxis Combined Services(TCS)という国内統括して運営している白いタクシーで、133-300に電話すればオペレーターに繋がり、最寄りの営業所から手配してくれる。タクシーには3種類の車があり、通常のセダンと、大きい荷物がある時に便利なステーションワゴン、11人まで乗れるマキシー・タクシー(Maxi taxi)がある(マキシー・タクシーの電話番号は13-19-24)。
料金は1キロごとに$1.79かかり、午後10時から午前6時までの間は20%の追加料金がかかる(2008年2月現在)。タクシーを呼ぶと$3.00かかり、また、シティーからシドニー・ハーバー・ブリッジまたはハーバー・トンネルを利用してノースへ行った場合、タクシーが戻る時にかかる通行料金も料金に加算される。支払いは現金か、またはほとんどのタクシーで主要クレジットカード、キャブチャージ(Cabcharge)というエフトポ(EFTPOS)のシステムを使ったタクシー専用のカードが利用できる。
タクシーに乗る場合に日本と異なるのが、自分でドアを開け、助手席に乗ってもいいということ。しかし、タクシー運転手による暴行事件などもあるため、女性が夜間一人で乗る場合などは後部座席に乗るのが無難。チップは、おつりが小額なら受け取らずにチップとする人が多いようだが、払わなくてもよい。